クリスマス 幼い頃から私には関わりのないイベントだった
記憶にあるのは4歳 母の友達家に遊びに行った時のこと
同い年くらいの女の子が 「去年サンタさんがプレゼント置いてったのを見た!」と言って いるのを聞いて「そんなの赤い服きたお父さんでしょ」と冷めた 返しをして喧嘩になった
その頃にはもうあきらめていたのだ サンタクロースは来ないと
『いい子のところにはサンタが来る』と聞いてたのに お友達 皆のところには来るのに どうして私のところには来ないの? いい子じゃないから? でもいっつも意地悪するあの子にさえプレゼントがあるのに? 私は悪い子なのかな?
近所の子の家には色とりどりの飾り付けをされたツリーがあった 私はいつしか あの赤と緑の鮮やかな彩りが にぎやかな音楽が 嫌いになった
「おまえには関係のないことだよ」
そう言われてる気がした 寂しかった
セナがクリスマスイブに生まれて気付いたことがある
私の中のサンタクロースの存在
よく『心の中にサンタクロースはいる』というけど 私にはイマイチ ピンと来なかったけど
分かったのだ
誰かを通してサンタクロースが活動をしているのではないかということ
サンタクロースが肉体を持って活動をするには限界がある でももし「サンタクロース精神」というものが存在するのならば 世界中の人々の肉体を通して その活動が広がって行くのだ サンタが宿った心の持ち主は そうとは気付かずにプレゼントを贈る 贈った相手のサンタクロースになる そこに存在する愛というカタチのないモノ
あの人に笑顔を あの人に感謝を あの人に愛を あの人に喜びを あの人に豊かさを あの人に・・・
なんだか無性にプレゼントしたくなる それはサンタクロースが心の中に訪れたからなのかもしれない
冬の寒さとともに 心にあたたかい灯をともすサンタが街にやってくる
私は心の中のその存在を抱きしめる
去年 私のもとにサンタクロースは確かに来た 愛おしい大切な存在 『聖七』という宝物を私に与えてくれた
寂しさは喜びに変わったのだ
【2005/10/29 10:52】
ひとりごと
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